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2009/10/21

2009年シーズンを振りかぶってみる〜外野手レギュラー組編〜

さぁ、どういう切り分け方で振りかぶろうかと思いましたが、とりあえず外野のレギュラークラスから振りかぶっていくことにします。

長谷川勇也

今年の外野手組で最も評価していい選手が彼であることはもはや疑いはないでしょう。レギュラー組で打率、出塁率もトップ。彼の成長はホークスの前半戦を支えました。

序盤は一部で「守備が悪い」という昨年の印象だけで叩かれていましたが、当時レギュラーだったのがアギーラと柴原。しかし冷静に見ていたら、当時レギュラー組で唯一合格点を与えられる選手でした。

これについては昨年、我慢して使った王会長の置き土産となったと思っていいでしょう。中でも5月の長谷川ー田上の連続ホームランで試合を決めたゲームはしびれましたね。

彼が最も優れているのは「自分の形で勝負をしていること」ですね。相手によって形を変えるのではなく「自分のスイングをすれば結果はついてくる」としていることがいいですね。こういうタイプは多少打撃が崩れても、自分で修正できる。この点も頼もしさを感じます。

さらには2ストライクとられてからもカットできる技術があることで、相手に球数を多く放らせることができることなど、本当に頼りになるバッターに成長しました。

実際のところ彼は本多とは比べ物にならないくらい1番打者向きだと思います。場面に応じた勝負をさせるよりも、1番で自分の形でしっかり粘ることにこだわらせることで、更に飛躍するのではないかと思います。

まぁ2ストライクになっても粘れる分、可変型ストライクゾーンを持つ糞審判に当たったときが結果が出せてなかったように思いますけどね。

強化点があるとすれば、走塁面で暴走特急ぶりをたびたび見せたことですかね。あとは打席に応じて読み打ちすることでホームランを二桁にのせれたら言うことないと思います。

 
 

多村仁志

今年は序盤は怪我で出遅れましたが、交流戦あたりから巻き返しを図り期待に応えたと思います。苦手の内角の縦の変化球の空振りも、その球がくる前に強打する方向で対処していたようで、それなりに克服していたように思います。全体的にはよくやったと考えています。

守備面でも外野守備で最も安定していたのは多村でしたね。

ところで秋山監督になった効果を最大限に受けたのは彼だと思います。秋山監督も腰痛持ちでしたから、故障の多い多村をコンディション重視で操縦したことが彼に良い効果をもたらしたと思います。

ただ、クライマックスシリーズを腰痛で欠場したことで「通して戦えない選手はいらない」論調が非常に増しているようですね。確かに大事な試合を欠場した印象は良くない。

しかしσ(^^;はこうなったのは9月の松中の負傷の影響もあると考えています。松中の存在は大きいが「松中をランナーにおいての打席」を迎えていた多村は、それ以上に難しい打席を過ごしていたに違いない。(小久保が最後に打撃を崩していたのも松中の前を打っていた影響があったのではないか?)だから、多村だけを責められない気がしています。

さて、今いろいろなブログで論議されている「多村は必要か?いらないか?」だが、σ(^^;は、多少インセンティブは増えても年俸現状維持で単年契約で結べるのならば、今のホークスには絶対に必要だと考えます。

ちょっと異論だと思われるかもしれませんが、今のホークスには「常時出場できないが実績十分のベテラン外野手」は重要な意味を持つのではないでしょうか。

たとえば、今のホークス若手外野陣には、いいものを持っていながら一軍の壁を破れない選手が多数います。彼らにとって、安易にレギュラーを与えない高い壁になり得て、かといって若手の出場機会も確保できるベテラン選手としての彼は、若手の競争相手としてもってこいだと考えます。

ただ、高年俸で複数年契約を結ぶ必要がある場合やFA宣言された場合は微妙な存在となるのではないかと考えます。このオフに多村はどういう選択をするのでしょうか?

 
 
 

オーティズ

途中加入からチームに勢いを与えた功労者といっていいでしょう。おそらく井口を獲っていたり、4月がどん底でなかったりしていれば彼はいなかったと思いますが、彼の存在が前半戦の躍進のきっかけを与えたのは疑いの余地はありません。3番に定着して小久保と松中の負担を減らした功労者です。

しかし加入前にこの成績は予想できなかった。これはやはりバレンタイン監督の日替わりオーダーではオーティズは力を発揮できなかった、オーティズにとっては出場し続けることが調子を維持することだったのだなぁ、と改めて思いましたね。

彼の持ち味は右方向に引っ張ることもできるリストの強い打撃ですね。ゴム仕掛けのバネのようにパチンとはじき返す強い打球は魅力たっぷりでした。

しかし、その勢いもオールスター前の本塁激突での離脱後に止まってしまいます。チームの勢いを落としたという意味でも井出コーチの罪は重たいです。

8月の復帰以後は外の落ちるたまに簡単に手が出るようになっていたように思います。そして、打率も急降下しました。前半戦の勢いがあれば今の順位にはならなかったと思うと本当に惜しい気がします。

ちなみにオーティズについては外野で書いていますが、少なくともオーティズの内野守備は来期以降は緊急用以外考えない方がいいように思います。それほど内野守備はひどいです。

来季についてはチームに合流する前にはコンディション作りに力を割いてほしいですね。コンディションさえ良ければ能力を持続できることはわかりましたから、いい状態で春のキャンプに合流してほしいです。


次は...外野の控え組か、内野のレギュラー組を書こうと思います。

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コメント

たれぱんだ号の主さん、こんばんは。

J騒動でなかなかじっくり読めませんでした。
いやぁ、外野レギュラー編についてもポイントがクリアでとても面白く読めました。

中でも長谷川1番論については、ああこれは気が付かなかったな、と。チーム事情が許せば確かにありますね。ご指摘の彼の特長を考えれば、状況に応じて1番と中軸をいったりきたりもさせられる。かつての佐々木誠を思い出しますが、イメージでいうならあのイメージかも知れませんね。あまり打順で自分の打撃を失うタイプでもなさそうですし、つなぎ野球を目指すチームにとっては頼もしい選手が育ちましたね。向こう10年くらいで、名選手の称号を欲しいがままにできるチャンスと素質が彼には備わっているかも知れません。それほど期待を寄せたいです。

守備はどうしても多村が万全の状態でセンターラインを固められた場合と比較してしまうので、物足りなさはありますが、これもたれぱんだ号の主さんのご指摘と同義ですよね。しかし多村......、「もうみっともないからこっち帰ってこい」という意見もこちらの周囲では聞こえますが(笑)、外野の固いチームが常に上位を張ることを考えれば、惜しい存在です。打棒は言うまでもないわけですが、やはりいまの外野のザル状態を脱却していくためにその存在は必要としたいところですが。加えて、この場での勇気ある論評に敬礼です。

オーティズも同じくですね。彼の場合、自身で決めたゲームも多かったですが、打線の中で前後をよく助けました。後者の貢献がとても大きかっただけに、いい外人を獲得したなと心底想います。真の意味でこれが「助っ人」だなと。離脱は本当に大きかった。出場し続けてこそコンディションを持続できる選手だと思うので、来季は1年中暴れまくって欲しいと思います。

まあこう考えると、外野は激戦区でもあって、いい駒が揃っていると思うのですがね...。

投稿: かんのん | 2009/10/25 23:46

かんのんさん、いつもありがとうございます。

ホークスは近年のコンバートのしすぎもあって基本的に外野は激戦区になっているんですよね。昨日多村がFAを封印して残留する方向が出てきました。σ(^^;はこれを歓迎しています。監督もファンもなんですが「ベテランは全試合出場できない」ことを前提に考えて、ここに割って入る選手の出場機会も確保することが、勝ちながら代謝を進める唯一の方法だと思います。

またよろしくお願いします。

投稿: たれぱんだ号の主 | 2009/10/27 06:37

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